自己否定のプロから、自己肯定のプロ

私が「自己否定のプロ」になった経緯

生きていると、ムカつくことや悲しくなることがあります。
悩んでしまって、目の前の世界しか見えなくなることもある。

そんな時に出会う「いい言葉たち」は、人に真理を教えてくれます。
けれど、知っている人にとっては普通の言葉でも、私には大きな衝撃でした。

ある時、私はこういう言葉に出会ったのです。

「正しさの反対には、違う正しさがある」

最初は全く意味がわからなかった。
私は「私が正しい!」と信じ込んでいたからです。

でも、その言葉を意識して生きてみると、
正しさって人によって違うことに気づきました。
似た正しさを持つ人はいても、全く同じ正しさの人はいない。

その瞬間、私は問いかけました。
「じゃあ、私は間違ってたの?」

そこから始まったのが、自己嫌悪。
そして本格的に、自己否定のグルグルに心を乱されていったのです。


自己否定のプロの日々

ぐるぐるが止まらない苦痛の中でも、なんとか立ち上がって。
それでも立ち上がった自分を、また責めてしまう。

自分だけを悪者にして、周りの人の味方ばかりしている。

いつの間にか私は、自分の一番の敵になっていました。

でも、その中でふと気づいたんです。
**「私は私を見ていない」**って。

この世界で一番、私の味方になれるのは私なのに。
褒めたり、労ったり、慰めたりできるのも私なのに。
私はいつも、敵ばかりになっていたんです。


グルグルに気づく瞬間から

自己否定は、すぐには辞められません。
最初はぐるぐるした後に気づき、またぐるぐるが始まる。
それがいつものパターンです。

でもある時から、ぐるぐるの最中にこう思うようになりました。

「あ、また自分の味方をしていない」

そう思えた時、自分を慰めたり応援したりするようになったんです。
すると、ぐるぐるが始まる瞬間に、**「大丈夫!」**と自分が自分に声をかけているのを感じられました。

その時、ようやく分かったんです。
ネットに溢れている「自分を大切にしよう」「自分を味方にしよう」という言葉たちは、こうして初めて身に沁みるんだと。


自己否定のプロから、自己肯定のプロへ

だから私は、これからもぐるぐるに気づき続けます。
そして、その瞬間に自分の味方になれるように生きていきたい。

自己否定のプロになったからこそ、
自己肯定のプロにもなれる。

それが今の私の答えです。

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